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動物再生システム学研究室のセミナー報告が上智大学生命倫理研究所紀要『生命と倫理』に掲載されました。

タイトル:“ゲノム編集による遺伝子改変について”
著者:乾 雅史
『生命と倫理』第5号p27-37. 2018.3.31発行

 動物再生システム学研究室の乾専任講師が2017年6月に上智大学生命倫理研究所で行ったセミナーの概要が研究所紀要『生命と倫理』に掲載されました。
 ゲノム編集は様々な生物のゲノムを高効率かつ正確に改変できる画期的なバイオテクノロジーとして近年開発され、基礎研究のみならず医療、農業、環境など生物の関わる幅広い分野で活用が広がっています。さらにこの技術を応用すると人間の胚のゲノムを改変することも可能であるという報告もあり、遺伝性疾患の治療法として期待がかかる一方で、ヒト胚のゲノムを編集することについて倫理的にどう考えるべきかが議論されています。そのような議論を行うには正確な科学的知識が必要ですので、このセミナーでは生命科学を専門としない人にも向けてゲノム編集技術の原理や利用法、技術的な課題などを解説しました。セミナー後は高校生から生命倫理の専門家まで幅広い聴衆と活発な議論が行われました。紀要には質疑応答の様子も掲載されています。

http://www.suibe.jp/info/20170603_seminar/
http://www.suibe.jp/bulletin/

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