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学科長からのメッセージ

「生き物が好き」、「遺伝子って面白そう」、「どうやって生きているの?」、「なぜこんな形になる?」、「どうやって感じる?」、「どうやって反応するの?」、「温暖化、やばいよね」、「不妊を無くしたい」、「健康に生きられる世の中にしたい」、「とにかく仕組みを知りたい」、「人の役に立ちたい」…。 こんなことを感じている皆さん、生命科学科の教員も同じように感じ、ワクワクしながら研究し、授業で話をしています。

生命科学科は、生物や生命の謎に興味を持ち、その仕組みを解明すること、理解を課題解決に結びつけることに挑戦する意欲にあふれた皆さんを歓迎します。 生命科学の成果は農学、薬学、医学など、人類に密接な関わりを持つ分野に応用され、作物や家畜の品種改良を効果的に行うバイオテクノロジー、新たなバイオエネルギーなどの温暖化対策、体内の微生物環境を活用した健康維持、遺伝子治療や再生医療などの発展をもたらしつつあります。 一方、新たな発見はさらなる謎を生み、生命科学は未だ発展途上です。

生命科学科では、動物・植物・微生物を対象とした講義と実習、研究室での卒業研究を通して、生命科学の基礎から最先端までを理解し、これからの生命科学を担う人材の育成に取り組んでいます。 生命科学の発展がもたらした先端技術は、私たちに大きな恩恵をもたらすとともに、これまでは知ることができなかった情報、これまでは不可能だった選択肢を私たちにもたらし、人類に新たな悩みも提示しています。

生命科学科では、最先端の生命科学を学び、さらに最先端の実験・研究に携わるとともに、科学の進歩がもたらした、あるいはもたらそうとする技術をどう利用するかについて、じっくり考える機会も提供しています。

生命学科長 川上 直人

1988年、名古屋大学大学院農学研究科生化学制御専攻博士課程修了、植物(葉)の老化に関わる遺伝子の解析研究により農学博士。 同年より横浜市立大学木原生物学研究所助手としてコムギの穂発芽と種子休眠に関わる研究に従事。 1997年に明治大学農学部専任講師、シロイヌナズナを材料とした温度による種子休眠・発芽制御機構の分子遺伝学的研究に着手。 2000年、生命科学科発足時に助教授、2009年から現職。この間、2008年にカナダのトロント大学客員教授。
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