2019年9月25日にオランダで開催された国際種子科学会(ISSS: International Society for Seed Science)の年次総会において、植物分子生理学研究室の川上直人教授が、国際種子科学会の地域代表(日本)に任命されました。
国際種子科学会(ISSS、https://seedscisoc.org)は、自然界でも作物生産においても重要な植物の種子に関する科学的な理解を深めるため、研究の促進、成果の普及、研究者間の交流を目的として1999年1月に設立された国際学会(英国に本拠を置く非営利組織)です。ISSSでは3年に1度の国際会議に加え、種子の寿命、生態学、分子生物学に関する国際会議を主催し、さらに関連する国際会議の開催を援助しています。また、国際専門誌として、Seed Science Research誌(https://www.cambridge.org/core/journals/seed-science-research)を発行しています。
これまで、ISSSの地域代表は、英国・アイルランド、オーストラリア・ニュージーランド、北アメリカ、中央・南アメリカ、中東、アフリカ、西ヨーロッパ・スカンジナビア、東アジア・ロシア、中国・日本の9名で、日本については中国の研究者が代表を兼ねていました。今回、日本に独自の代表を置くことになったのは、日本における先端的な種子研究が世界から注目されていることの現れと考えています。