環境応答生物学研究室の吉本教授が2018年にPlant & Cell Physiology から出版した総説論文 “Unveiling the Molecular Mechanisms of Plant Autophagy—From Autophagosomes to Vacuoles in Plants. (Kohki Yoshimoto and Yoshinori Ohsumi)” が2022年度PCP Top Cited Review Paperに選ばれました。この賞は、日本植物生理学会によって1959年から刊行されている国際誌Plant & Cell Physiologyに掲載された論文のうち、前年の被引用件数の最も多かった総説論文に与えられるものです。
本論文は2018年7月にPlant & Cell Physiology から出版された特集号「植物液胞の多面的役割」の招待総説論文で、2016年10月にノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典栄誉教授(東京工業大学)と共同執筆されたものです。大隅教授が解明した酵母および哺乳類オートファジーの分子機構と比較しながら、最新のデータとともに植物におけるオートファジーと植物液胞との関連を分子レベルから解説した総説論文です。
著者: Kohki Yoshimoto and Yoshinori Ohsumi
論文名: Unveiling the Molecular Mechanisms of Plant Autophagy
— From Autophagosomes to Vacuoles in Plants.
Plant and Cell Physiology 59 (7): 1337–1344 (2018)
リンク:https://academic.oup.com/pcp/article/59/7/1337/5034900
なお、授賞式は第63回日本植物生理学会年会期間中の3月23日にオンラインで行われました。
https://jspp.org/information/news/detail--id-2486.html