当該論文は、多数のホルモンを産生するラット下垂体前葉の幹細胞ニッチにエフリンとその受容体が特異的に発現するとするもので、この組織における幹細胞の維持とホルモン産生細胞の分化に関する論文です。
<論文タイトル>
Cell type-specific localization of Ephs pairing with ephrin-B2 in the rat postnatal pituitary gland.
https://link.springer.com/article/10.1007/s00441-017-2646-4
筆頭著者の吉田彩舟さんは、遺伝情報制御学研究室の出身者で、現在、明治大学研究・知財戦略機構の日本学術振興会PD研究員のです。
昨年は、吉田彩舟さんの下垂体幹細胞(http://ars.els-cdn.com/content/image/1-s2.0-S1873506116X00050-cov150h.gif)と下垂体ホルモン遺伝子の発現調節制御に関する転写因子の論文の内容が(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrd/62/3/62_2015-163/_article)、表紙に採用されています。
<Cell&Tissue Reserch 10月号表紙>