植物分子生理学研究室の川上直人教授が岡山大学の佐藤和広教授と共同編集した英文の実験書(プロトコール集)、“Seed Dormancy. Methods and Protocols”が、Methods in Molecular Biologyシリーズの2830巻として、Humana Pressより発刊されました。
この本では、種子の発芽と休眠の研究を行うための基礎的な実験手法とともに、作物種子の品質に大きなダメージを与える「穂発芽」問題にアプローチするための応用的・実際的な研究手法(ゲノム解析・ゲノム編集技術を活用した例を含む)を紹介しています。
第1章の種子の休眠と発芽に関する総説、および第3章の休眠・発芽実験プロトコールには、川上研究室修了生の大谷真彦博士(現:明治大学 研究・知財戦略機構博士研究員)と鄭李鵬博士(現:合肥総合性国家科学中心能源研究院・中国科学技術大学博士研究員)が執筆者として参画しています。
書籍タイトル:Seed Dormancy. Methods and Protocols: Methods in Molecular Biology Vol. 2830. Humana Press
編集:Naoto Kawakami and Kazuhiro Sato
第1章:Masahiko Otani, Lipeng Zheng, Naoto Kawakami; Genetic, epigenetic and environmental control of seed dormancy and germination.
第3章: Lipeng Zheng, Masahiko Otani, Naoto Kawakami; Assessment of dormancy level and germination ability of seeds with physiological dormancy.
ISBN 978-1-0716-3964-1, DOI:10.1007/978-1-0716-3965-8
発行日:2024年7月
URL:https://link.springer.com/book/10.1007/978-1-0716-3965-8