生命科学科では、4年間を通して生命を分子やゲノム、動物、 植物などから多面的に学び、理解を深めていきます。1年次で は、 2年次以降に専門的知識を学んだり研究したりするために 生命科学の基礎知識を学びます。生命科学実験ではこれから の研究で必要な実験技術を習得でき、生命科学への興味が深 まります。

　2年次は、1年次に引き続き基礎科目を学んで知識を蓄えつつ 専攻科目も履修します。自分の興味のある科目を選ぶ人もいれ ば、逆にいくつか履修した上で研究したい分野を見つける人もい ます。また生命科学実験は 1年次同様、研究室配属後に必要な 実験の基礎知識を得る場となります。2年次で研究室を決める 私たちにとって、この1年間は自分の探求心を発見・再確認する 期間になるでしょう。

　生物において分子レベルでどのようなことが起きているか研 究したいと思い、生命科学科を志望しました。3年次からは研 究室に配属され、より専門的な分野に取り組むことができます。 自ら目標をもち、主体的に行動することの大切さを実感してい ます。また、研究室の仲間や先生と意見交換をし、研究を進め ることで新たな発見があり、日々新鮮な気持ちで実験に打ち込 むことができています。

　4年次は卒業論文の作成に向けて研究に注力する年です。実 験動物の状態を考慮しながら実験計画を立案し、結果を先生と 共有して、今後の方針を考えていきます。先輩から実験技術を学 んだり、後輩に指導したりと、研究室の仲間とのかかわりも大切 です。動物を使用する実験というここでしかできない経験をし、 苦楽をともにするここでしか出会えない仲間に会えるとても充実 した1年間です。